KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

森鴎外全集〈13〉独逸日記・小倉日記 (ちくま文庫)

森鴎外全集〈13〉独逸日記・小倉日記 (ちくま文庫)

森鴎外全集〈13〉独逸日記・小倉日記 (ちくま文庫)

作家
森鴎外
出版社
筑摩書房
発売日
1996-07-24
ISBN
9784480030931
amazonで購入する

森鴎外全集〈13〉独逸日記・小倉日記 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Willie the Wildcat

註釈が、もれなく日記の意義を深める。『独逸日記』の軍医の観点では、天長節における「乃木のユーモア」が小粋だ。作家の観点では、ケストナー氏の件。”カフス”かぁ。女性観の件や国王の溺死など、「独逸三部作」との関連ももれなく滲む。一方『小倉日記』では、まずもって”日曜日”しか記さない日曜日が多いという印象。面倒な時は天気だけ、というのはわかるけど、何らかのメリハリかな。なお、「あとがき」によると、『小倉日記』は昭和27年になり初めて公になったとのこと。他意は無いのかもしれないが、その経緯を知りたいものだ。

2019/01/02

感想・レビューをもっと見る