恐龍が飛んだ日: 尺度不変性と自己相似 (ちくま文庫 よ 6-4)
恐龍が飛んだ日: 尺度不変性と自己相似 (ちくま文庫 よ 6-4) / 感想・レビュー
ポン・ザ・フラグメント
終わりの方まで読んできて「ソヴィエト」という語が出てきて初めてこれが86年の本だと気づきました。どおりで「角田忠信」が何度も話に出てくるわけだ。30年近く以前の対談ですが、少しも古さが感じられませんでした。でも、これはけしてほめ言葉ではないです。この30年間に新たに判明したことも多いはずなのに、それが気にならないようなことしか二人とも話していないのかもしれません。ともあれ、柴谷の「構造主義」はピアジェの方じゃなくてレヴィ=ストロースとかの方だったんだと、ひとしきり80年代を懐かしんだのでございました。
2012/08/30
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