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鍵穴から覗いたロンドン (ちくま文庫 し 12-2)

鍵穴から覗いたロンドン (ちくま文庫 し 12-2)

鍵穴から覗いたロンドン (ちくま文庫 し 12-2)

作家
スティーブ・ジョーンズ
Steve Jones
友成純一
出版社
筑摩書房
発売日
1998-07-01
ISBN
9784480034052
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鍵穴から覗いたロンドン (ちくま文庫 し 12-2) / 感想・レビュー

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かんやん

「野蛮人」について読んだから、今度は(主に)ヴィクトリア朝ロンドンの「文明人」について。文明が生み出したもの、階級・格差・貧困、そして堕胎、児童虐待、売買春、慈善事業、召使いとメイド、ポルノ、ジャーナリズム、出会い系(雑誌の投書)、歓楽街で馬鹿騒ぎ、賭博、自殺、スターetc。ああ、文明って、こういうものだ、と。はっきりいうと「野蛮」です。そして、テクノロジーの進歩を別にすれば、現代人と大して変わらない。高級娼婦、少女(というか子ども)売春婦、マッチ売りの少女、ポルノなどの当時の写真や風刺画を収める。

2018/10/03

スティーヴ・ジョーンズと聞くと、どうしてもピストルズのギタリストを想像してしまう(笑)。先日『罪と監獄のロンドン』を読んだ時の衝撃ほどではなかったが充分楽しめた(なぜか発表とは逆順に読むハメに…)。7割ほどが、下半身関係で、残りがその他の風俗。印象がばらけてると思ったら、どうやら別の本からの訳出を一緒にしているようだ。しかしどうやら、このロンドンの惨状と異状は、仏など他国にしても異質だったようだ。こんな時代があったからこそ、怪奇作家も多かったのでは、などと想像した。友成純一が訳しているという事実が面白い。

2014/05/18

マキオカ

【★★★☆☆】17〜19世紀くらいのロンドン裏ガイドみたいな、下品で面白かった。

2008/10/31

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