二つの戦後から (ちくま文庫 た 32-1)
二つの戦後から (ちくま文庫 た 32-1) / 感想・レビュー
ひろと
お世話になっている社会学者の先生に薦められて。なんとも良質な往復書簡でした。個人的には、加藤氏の比喩の独特さがツボです。
2014/11/21
bittersweet symphony
距離感を持ってみると、共産主義陣営の崩壊や湾岸戦争が先の二度の大戦のようなメルクマールになっているように感じる事ができているらしいのが不思議と言えば不思議。文学などに象徴的に現れてくる個人と社会との距離感の壊れ方というのは、そういう外面的な社会事象とは別の所で進行してきたし今後も進行するように思うので、タイトルの意味合いも腑に落ちず。柄谷・浅田らのグループとの衝突具合から浮かび上がるのは図らずも吉本隆明の孤高感だったりもしますね。
2019/05/25
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