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戦中派虫けら日記: 滅失への青春 (ちくま文庫 や 22-15)

戦中派虫けら日記: 滅失への青春 (ちくま文庫 や 22-15)

戦中派虫けら日記: 滅失への青春 (ちくま文庫 や 22-15)

作家
山田風太郎
出版社
筑摩書房
発売日
1998-06-01
ISBN
9784480034090
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戦中派虫けら日記: 滅失への青春 (ちくま文庫 や 22-15) / 感想・レビュー

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kinkin

戦中派と言う言葉。今ではほとんど使われないのではないか。青春時代の本来一番楽しい時期かもしれない時間を、戦争によって台無しにされた人も多いのではないか。昭和17年から19年にかけて書かれた日記が元になっている。昭和19年当時でも映画が観ることができたことに少し驚いた。 いずれ氷河期世代日記やZ世代日記のようなものが、現れるのではないか、いや今のXやインスタがそれにあたるのかもしれない。図書館本

2024/11/12

みなみ

読了!日記600ページは長かった(笑)けどさすがのちの山田風太郎で、日記から浮かび上がる時代や思想が深く味わえる。日常生活の細かい描写は戦争による困窮を伝える。煙草のマッチがなくてレンズで火をつけるとか、もう戦争やめようよ…って気持ちになる。食料が不足してきて、学者先生が「人間が生きるのに糖分は必須ではない」と言い出すくだりは、ザ・御用学者という感じだ。それにしてもこんなに本ばっか読んでて医学生になれるの…?と思ったら一度は失敗したもののちゃんと医大に受かっててスゴい。でもお医者さんにはならなかったのね

2020/09/23

なつみかん

これも三浦しをんさんの本の紹介から手に取って読んでみた。風太郎さんは久々だったのが呼び水になって魔界転生か忍法ものをまた読んでみたくなってる。

2021/01/14

KEI

小説家、山田風太郎氏の若き日の日記。自分として本シリーズは昭和20年を記述した不戦日記に続いて2冊目 昭和17年後半から昭和19年のコトが記述されている。 何気ない日常の中に世相が伺え、昭和18年位までは映画や演芸観たり、忘年会あったりするけど、昭和19年後半位から空襲が始まる。 山田氏が記述残してくれたおかげで、当時の人々の様子がすぐそこにあるような不思議な感覚を持てた

2024/01/08

てら

滅び失うこと…それが青春だった世代もある。

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