寒い朝 (ちくま文庫 い 42-1)
寒い朝 (ちくま文庫 い 42-1) / 感想・レビュー
hibimoriSitaro
再読。1998年12月初版。ナイフの林とSF大会が良かった。
2021/08/30
南註亭
初刊の双葉社版はリアルタイムで購読。収録作品のほとんどもリアルタイムで雑誌掲載時に読んでいる。『憂国』や『約束の地』をさしおいて本書が文庫化された理由がわからない。個人的には『憂国』『約束の地』『うえぽん』の復刻復刊を望みたい。本書のマニアック度は、5。中には佳作も収録されています。
2011/04/24
寛理
☆☆☆ 再読。呉智英の解説を見ると、いしかわじゅんの登場はマンガというジャンルの成熟を証明するもの、と言っているだけで、作品が良いとは一言も言っていない。実際この本に入っているマンガは、まったく面白くないのだ。パロディの技術だけで成り立つ完全なる無個性無内容。「イトイくん」という作品があったが、いしかわじゅんは糸井の「ペンギンごはん」をより徹底させたとも言える。これはある意味すごいことで、唐沢なをきなどはいしかわに近いが、よく比べられる吾妻ひでおは単に1人のすばらしい「芸術家」に過ぎないとも言える。
2019/09/10
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