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ライカ同盟 (ちくま文庫 あ 10-14)

ライカ同盟 (ちくま文庫 あ 10-14)

ライカ同盟 (ちくま文庫 あ 10-14)

作家
赤瀬川原平
出版社
筑摩書房
発売日
1999-06-01
ISBN
9784480034816
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ライカ同盟 (ちくま文庫 あ 10-14) / 感想・レビュー

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Norico

中古カメラウィルスに感染してしまった。という帯を読んで手にとりました!…私もです、赤瀬川先生。持っているレンズや知識は先生の足下にも及びませんが、中古カメラの美しさにうっとりとする気持ちがよく分かり、よみすすむほど病気は更に進んでいきます。ライカ、欲しいなぁ。。

2015/08/31

阿部義彦

古本市で探してた本にやっと出会えました。赤瀬川原平さんのカメラ(ライカ)と天体観測に関する文学。私の読書の原点とも言えます。誰にも真似できない、比喩と力の抜けた叙述法。もう楽しくて読んでる間時間を忘れて、多幸感に浸りました。カメラの軍艦部や目の前での修理。騙しネジの存在や、一見ぞんざいで大雑把な部品の取り扱いの店主ですが、赤瀬川さんだからこそ、この早田さんの熟練度を見抜き、カメラの師と仰ぎます。日食を二度も見て、天体現象より人間現象が無慈悲だと呟きます。写真と全然違うらしいが文章で体験させて貰った。

2024/06/17

wadaya

子供の頃からマニアックな遊びを発明してきた僕は、中学の頃「日本菓子学院理事長」と「日本旅館組合会長」の二つの肩書きを持っていた。菓子学院とはこの世に存在するめちゃくちゃ不味い駄菓子やダサいデザインを酷評する会で、旅館組合は寂れた宿に潜入し、これまた酷評する会だった。校歌や規則もある。アホとしか思えないが、当時同じ感性を持った稀な友人と真面目に遊んでいた。トマソンやライカ同盟も同じ匂いがする。アートとは思わないが、芸術の神様が微笑んでいる。ニッチと収集癖は治らない。仲間内では立派な「病人」扱いされている笑。

2020/01/06

kumabook

巷ではコロナウイルスが流行している。実はもうひとつ流行しているウイルスがある。このウイルスに罹り、病を得てしまえば最後、人はこの文化的病気から抜け出すことはできない。赤瀬川原平はライカウイルスに感染してしまった。僕の場合はだいたい古書やレコードのウイルスだ。快方を目指すためには、購入し、手に入れるしか方法はない。しかしの快方のために購入してしまっていいものだろうかと今日も患者たちは優柔不断に陥る。全ての文化的病気の感染者、いわばオタク、マニア、変態たちへ赤瀬川原平がおくる闘病記だ。

2020/08/12

カンパネルラ

カメラのライカに関係したエッセイ。小説と読んでいるものもあるが、なんだかエッセイのように思える

2006/04/03

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