恋の花詞集: 歌謡曲が輝いていた時 (ちくま文庫 は 6-6)
恋の花詞集: 歌謡曲が輝いていた時 (ちくま文庫 は 6-6) / 感想・レビュー
amanon
著者の仕事の幅の広さ見識の深さに改めて驚愕そして脱帽。日本の歌謡曲を含む芸能一般の歴史を振り返る上で大変貴重な資料になると思われるし、また単純に読み物として滅法面白い。こういう仕事をモノにすることができる人って今後そうそう出てこないだろうな…それはそうと、本書で今更ながらに痛感させられるのが、日本人の和洋折衷…というか、ハイブリッド感覚の徹底ぶり。本来水と油であるようなものを半ば力業(≒無理矢理)で合体させてしまい、それを一つの作品として成立させてしまう。果たして、そういう強かさが今の日本人にもあるのか…
2022/10/31
てら
「歌謡曲」の歌詞と時代で明治から昭和30年代までをたどったエッセイ集。通俗に思えるでしょうが、これがしたたかに深いんだな。
ちび丸
★★★★☆
2013/07/21
感想・レビューをもっと見る