言論の不自由 (ちくま文庫 す 13-1)
言論の不自由 (ちくま文庫 す 13-1) / 感想・レビュー
nobody
鈴木邦男に騙されてはいけない。「言論は100%自由であるべきだ」。なんと健全な。確かに「テロは100%自由であるべきだ」と掲げては〈世を渡って〉いけない。言論によって世が動いているとは毫も思っちゃいないくせに、なんともカマトトぶって。「天皇制は国民の87%が支持している」とサブリミナルのように19回も出てくる。要するに「冷静に上品に」議論すれば絶対に自分達が正しいと思ってるのだ。散々左右の自己絶対化を批判しておきながら灯台下暗し。左翼をもちあげるように見せかけつつ、必ず落とす。「右翼の〈イメージが悪く〉、
2021/11/19
RED FOX
どー考えてもヤバイ方ですが、結構左というかニュートラルな思考をされています、こりゃあ右からも左からも嫌われますわ。でも、みんなでよりよい道を見つけましょう、そのために何でも言える言論しあえる世界を作りたいと言ってます。テロを完全否定してます、かつての己のテロぶりを懺悔しつつ。度胸あるなあ~この人は面白い、怖いけど。
2014/02/04
sansirou
鈴木邦夫らしい一冊。右翼でも左翼でも自由な言論で勝負。天皇制もタブーを設けず素直な言葉で議論するべき、暴力や自分以外は認めない戦い方は、右も左もダメだというのが素晴らしい。
2017/02/09
感想・レビューをもっと見る