珍日本紀行 (東日本編) (ちくま文庫 つ 9-1)
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珍日本紀行 (東日本編) (ちくま文庫 つ 9-1) / 感想・レビュー
姉勤
いわゆる秘宝館の類や、郷土の記念館や資料館、ニッチなーテーマパークや奇怪、突飛なオブジェがある会場を尋ね、まとめた写真集の東日本版。オールカラーなので文庫本でも鈍器として使えるほど。地元からも比較的近い場所もあるが、初版は2000年。不景気と近年のコロナ禍による打撃によりこの手の施設の数々が閉じていると聞く。こういう遊び心(マジものもあるが)に金を落とさなくなった時勢と、落としていた時代を知っている身には堪える。有るうちに行き、居るうちに会う。人生にくたびれた後にわかる超大原則。
2023/12/10
阿部義彦
内容が濃すぎて読了するのに4、5日かかりました。一つの場面を読んだらもうぐったりして暫く次の物件にはおいそれと頁をめくる気にはなれません。毒気にあたりますよ!多分テレビの珍百景はこの写真集のパクリでしょうね!日本にある恥づいスポットをこれでもかと白日の元に晒すげに恐ろしきプロジェクト、東日本編です。私のツボを刺激した3大物件は「陶器の公衆便所」「観光ガマ公園」「ねこの博物館」ですね。これこそ百聞は一見にしかず、そして勉強になったのは、水子といえば風車って事。好奇心の強いアナタご覧になれば?
2016/01/19
壱萬参仟縁
オールカラー。読むというよりも、めくって楽しむ本。文庫にして分厚いのでめくりにくい。さらに分冊化した方がよかった。北海道の幸せの黄色いハンカチは好感を持った(0068頁~)。岩手の宮沢賢治童話村(0178頁~)は面白そう。栃木の陶器の公衆便所(0274頁~)は地場産品(益子焼)のPRなのか。岐阜の伊自良村のパチンコ墓場(0530頁~)は新台入れ替えと景気よさそうなイメージがあるものの、産廃の現実を突きつけられている。栃木や愛知のエロい場所もあって、少子化に苦悶する日本ではあるが、どうなのかと思った。
2013/06/09
ジュール リブレ
写真満載。えげつないのから、ありえないのまで。しかし、日本も健全だし、まだまだ楽しいところたくさんあるんだな、とあらためて新発見!西日本版も見て見たい。
2012/05/18
ふろんた2.0
温泉街と秘宝館というのは相性がいいのか。ここに掲載されている本は15~20年前の取材のものだが、今はどれだけ残っているのだろうか?こういう本を20代の頃に読んでいたら実際に足を運ぶこともできたのにと思うと惜しい。特に伊豆半島にそういったスポットが多いと尚更に。
2014/01/01
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