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老人力 全一冊 (ちくま文庫)

老人力 全一冊 (ちくま文庫)

老人力 全一冊 (ちくま文庫)

作家
赤瀬川原平
出版社
筑摩書房
発売日
2001-09-01
ISBN
9784480036711
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老人力 全一冊 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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takaC

ろうじん・りょく〔老人力〕物忘れ、繰り言、ため息等従来、ぼけ、ヨイヨイ、耄碌として忌避されていた現象に潜むとされる未知の力。――・がついてきた〔老人力・――〕ぼけ、ヨイヨイ、耄碌の婉曲表現。

2015/03/02

たか

ひと昔前に流行った本。 なかなか面白い発想だった。加齢とともに出るマイナス面をユーモアを交えて、プラス思考に発想転換する。 『老人力』を学ぶことにより、世の中がもっと生きやすくなると思った。C評価

2018/12/22

はまだ

「飲んだ水を全部サルトルした」「宗教に言われるから清貧までは理解する。でも侘び寂びは無理だ」「ワインの味は論理では終えないものだから、様々の現実の断片を持ってきて照合させている」「うわァ背水の陣だった」の中でいいのは、最初のやつと最後のやつです。落ちてから気づいてるからね、背水の陣。あとがないから頑張れるのに、そうとは知らなかったからね。すごいなー。この言葉を知っていたいですね。素晴らしかったというか感心なんかとかは別に、すばらしいなと。モテたいんですけどねー★4.5

2018/06/13

かっぱ

赤瀬川さんの訃報の前に何となく購入していたもの。こんなに面白い本を読まずにいたのが惜しい。若いころは過激な前衛芸術家であった赤瀬川氏ですが、根は大人しくて引っ込み思案、年齢とともに、そちらに近づいていった感じがあります。元々、発想自体が軟らかいというのか、あまり難しくなり過ぎないように、路上観察のメンバーとともに、「ガハハ」と笑い飛ばせるように持っていく力が備わっておられます。それもこれも共に笑い合える仲間があってのこと。

2015/01/10

Shoji

著者を含む初老の三人の遊び仲間がいた。著者が最も年長であったので、あとの二人が著者に親愛をこめて「ボケ老人」といじっては遊んでいた。やがて年を経て、後の二人も「ボケ老人」の片鱗が見えてきた。「ボケ老人」とはいかがなものか、果たして三人は「老人力」なる造語にたどり着いた。細かなことが気になり、記憶力は低下し、運動能力の低下は顕著だ。それらを逆手にとって、ユーモラスに生活することが「老人力」というわけだ。もちろん、長く生きてきた経験値がモノを言う。年を重ねることもいいことだと思える一冊だった。

2024/06/18

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