花ゆらゆら (ちくま文庫 て 10-1)
花ゆらゆら (ちくま文庫 て 10-1) / 感想・レビュー
双海(ふたみ)
花にまつわる随想。随想3ページ+花の絵1ページの構成。古本まつりにて11/3購入。
2019/11/04
ふみえ
身近な花をテーマにした1話3ページのお話と挿し絵。絵が素朴で可愛いし、出久根さんのちょっと可笑しかったり、切なかったりする語り口に癒される。朝の不快な満員電車でも心優しくなれる一品。
2016/04/05
yuzi
花に関する思い出やどをつづった50編。戦後の話、花に関する豆知識、子供時代の思い出、中年になってからの思い出などいろいろなことに及んでいるけど、すべての文章に花が登場する。「無:デージー」から「名前:るりたま薊」へおよぶ押し花に関する作者の感性。「ななへやへ:山吹」・「一人静:おだまき」などでは古典を引用。「金欠の花:錦鶏菊」・「夕べに散る:沙羅双樹」では作者が出会った温かい人たちに感動したり。さらりと読める、いいエッセイ集でした。
2016/03/30
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