佐藤春夫集: 夢を築く人々 (ちくま文庫 か 35-9 怪奇探偵小説名作選 4)
佐藤春夫集: 夢を築く人々 (ちくま文庫 か 35-9 怪奇探偵小説名作選 4) / 感想・レビュー
かわうそ
探偵小説を装いつつ最後まで読んでみれば幻想・耽美系の作品が多かった。特に印象に残るのはカタカナ表記で読みにくいけど異様な迫力の「陳述」、シュールなディストピアSF「のんしゃらん記録」、異国情緒豊かな怪談「女誡扇奇譚」など。
2014/10/11
ゆき
医学士一ノ瀬が罪を犯すまでの経緯を滔々と語る「陳述」、幻想的で救いのないディストピアを描いた「のんしゃらん記録」、廃屋に伝わる幽霊話から悲恋へとつながる「女誡扇綺譚」が特に印象深い。日常の謎を扱うミステリーやファンタジーなど他の作品も粒ぞろいで読み応えがあった。
2019/01/17
たく
化物屋敷、陳述、指紋がお気に入り。 他も読まないと…
2014/01/22
てっちゃん
思ったより読み易く、意外に面白かった。解説を読むと佐藤春夫にはこの3倍の探偵小説があるとの事なので是非読んでみたい。収録作の中では各種のアンソロジーに採録されている「オカアサン」「指紋」がやはり面白かった。
2012/03/05
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