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橘外男集: 逗子物語 (ちくま文庫 か 35-10 怪奇探偵小説名作選 5)

橘外男集: 逗子物語 (ちくま文庫 か 35-10 怪奇探偵小説名作選 5)

橘外男集: 逗子物語 (ちくま文庫 か 35-10 怪奇探偵小説名作選 5)

作家
橘外男
日下三蔵
出版社
筑摩書房
発売日
2002-06-01
ISBN
9784480037053
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橘外男集: 逗子物語 (ちくま文庫 か 35-10 怪奇探偵小説名作選 5) / 感想・レビュー

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かわうそ

未開部族への偏見100%の語り手たちが不適切ワード連発でお送りする海外実話篇はまるでB級ホラー映画を観ているかのような爆笑に次ぐ爆笑。一転して正統派の怪談が続く日本怪談篇もとにかく怖い「蒲団」をはじめ良品ぞろい。これは充実の一冊。

2014/12/19

ネムル

「蒲団」は夢にうなされそうな、実にいやないやな怪談。これはすごい。が、日本怪談編よりも安出のパルプ・フィクション感全開の世界怪奇実話編のが好きだったりする。むちゃくちゃでデタラメなはったりだけの作品群でしかないような気もするが、妙な熱気におされて夢中に読んでしまった。

2022/08/14

はちくま

個人的に、「蒲団」は最も怖い怪談の一つだと思っているし、「逗子物語」は好きなジェントルゴーストストーリーのうちの一つなので、この名作選はお買い得。それにしても「蒲団」は淡々かつじめじめしつつも、えげつないなぁ。海外の秘境を舞台にした伝奇ものは、香山滋や久生十蘭も書いているけど、クールな二人に比べると橘さんはいろいろな意味でアツい。読みながら時々「そんなのアリ!?」とか「ちょっと待て!」とかついツッコんでしまうのもご愛嬌。

2013/07/14

708

粘着質な語り口。グロテスクとロマンへの異様な執着。クセの強い作家ですが、面白いのなんのって。人獣混合や秘境物を集めた海外実話編、まとわりつくような怖気と情緒が入り交じった日本怪談編、ともに名品ぞろい。特に逗子物語、蒲団の2篇は絶品でした。

2013/02/01

てっちゃん

海外実話篇より日本怪談篇の方が断然面白い。逗子に住んでいる者としては「逗子物語」のような怪談話があるのはなんだか嬉しい。

2014/02/19

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