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現代民話考 2 (ちくま文庫 ま 8-3)

現代民話考 2 (ちくま文庫 ま 8-3)

現代民話考 2 (ちくま文庫 ま 8-3)

作家
松谷みよ子
出版社
筑摩書房
発売日
2003-05-01
ISBN
9784480038128
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現代民話考 2 (ちくま文庫 ま 8-3) / 感想・レビュー

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ユーコ

一人一人の証言が重い。残酷なしごきがあり、残虐な行為がある。地獄としか言いようの無い景色がある。だが、そんな中でも交流もあれば笑いもある。「なんでおれ達、この連中と殺し合いやらなければならないんだ」とはたと気付く人もいる。そちらこそが人間らしさなのだと信じたい。いや、でもその人間性を破壊するのが戦争なんだ。「戦争を語り伝えるということは体験の範囲を超えてでもなされなくてはならないのだ」という、冒頭の松谷さんの言葉を噛み締める。

2015/03/28

pokomoko

昔聞いたことのある怪談が松谷みよ子さんの書いた本からの出典、 と聞いていつか読んでみたいと思っていました。 こんな理由で読む人も珍しいのだろうなぁ。 よく聞く 『ただただみじめで我慢を強いられ抑圧された戦中』 だけではないのが意外でした。 (そういう話が圧倒的に多いのだけれど)

2019/01/11

まみこう

絶版だったので、図書館で借りた。古本でも買いたくなるほどおもしろかった。人が生きてたんだな、と感じられた。

2016/04/11

かずしげ

「死んだ人は何もいえない。生きて帰った私達がいわなければならないのだ」

2013/08/16

ようこ

完全に積ん読になっていた本。2巻はまさかの「軍隊」。大変に気が重くなりながらも、点が集まっていろんな事を訴えてくる。一人一人にとっての戦争がどういう者だったのかが沢山重なって一口に言い切れない物事が垣間見える。

2011/07/04

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