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現代民話考 5 死の知らせ・あの世へ行った話

現代民話考 5 死の知らせ・あの世へ行った話

現代民話考 5 死の知らせ・あの世へ行った話

作家
松谷みよ子
出版社
筑摩書房
発売日
2003-08-01
ISBN
9784480038159
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現代民話考 5 死の知らせ・あの世へ行った話 / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

読み通すのに、かなりの日数がかかってしまった。それほど内容が濃いということである。日本人はなぜ一様に似た臨死体験をするのだろう。宗教観に原因を求めるのもひとつの方法論かもしれないが、もっと基本的に、日本社会の生活のあり方に求めるべきかもしれない。読み進めていくうち、これは流行の都市伝説に近いのでは、と思った。あるいは世間一般の怪談本が、本書を下敷きにしていることも考えられるかもしれない。いかに現代とはいえ「民話」はなくならないと思った。

2017/11/12

amplecutter

これは凄い! 怪奇部分もさることながら、人が死ぬ原因が時代背景を反映していて興味深い。高知の竈で嫁を焼き殺す話なんかは幽霊より生者のほうが余程怖い。話者・筆者に著名人が結構いたり(つのだじろう先生のは完全に怪談だった)。他のシリーズも是非読んでみたい。

2015/08/29

baniko

再読。シリーズ揃えたいが何故かまだ果たせず。人の語る話を集めたもの。この巻はあの世、死、生まれ変わりについて。心底ぞっとする話、思い出すたび涙が滲むような悲しい話、心の中で合掌せずにいられない話、笑っちゃう話、いろいろ。方言がそのまま再現されているのがとても好き。

2014/02/03

20030806

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