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怪奇探偵小説名作選 (9) 氷川瓏集―睡蓮夫人 (ちくま文庫)

怪奇探偵小説名作選 (9) 氷川瓏集―睡蓮夫人 (ちくま文庫)

怪奇探偵小説名作選 (9) 氷川瓏集―睡蓮夫人 (ちくま文庫)

作家
氷川 瓏
日下三蔵
出版社
筑摩書房
発売日
2003-08-01
ISBN
9784480038364
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怪奇探偵小説名作選 (9) 氷川瓏集―睡蓮夫人 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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かわうそ

幻想小説とミステリーが混在していてどの方向に着地するのか予想できないことから生じる意外性がよかった。お気に入りは「乳母車」「風原博士の奇怪な実験」「路地の奥」あたり。

2016/01/23

ヴィオラ

読んだことのない作家さん。探偵小説として読もうとすると、少し物足りなさを感じてしまうかも。どちらかといえば怪奇小説に近いんだろうけど、怪奇幻想の幻想っぽい作品が多かった。「乳母車」は、都市伝説で同じような話を見たような気がするけど、ここが元ネタか?失礼ながらこちらも読んだことないのですが、ひかわ玲子さんの伯父様らしい。

2024/10/29

reiG

乱歩通俗物のリライトの殆どを手がけた、知る人ぞ知る不遇の作家、氷川瓏唯一の作品集。オリジナルのミステリ作品は十数編しか発表されていない、ある意味幻の作家だが、アンソロジーに「乳母車」や「白い外套の女」など多くの作品が採られており、知名度は意外と高い。読んでみるとどの作品も、確かな文章力に支えられた、幻想的で美しい小品ばかりだった。不倫または叶わぬ恋の末に破局が…というパターンが目立ちすぎる気もするが、「睡蓮夫人」「浴室」「陽炎の家」あたりは特に気に入った。

2017/01/03

みっく

「乳母車」が特に面白いです。短い話でありながら独特の世界観を紡ぎ出しています。

2009/04/11

進んでは止まり、読了まで結構時間がかかった。表題の「睡蓮夫人」や「乳母車」もよかったけれど、なぜか「窓」の「--凄いようによく切れる。」が残っている。

2012/11/05

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