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変態(クィア)入門 (ちくま文庫 ふ 31-1)

変態(クィア)入門 (ちくま文庫 ふ 31-1)

変態(クィア)入門 (ちくま文庫 ふ 31-1)

作家
伏見憲明
出版社
筑摩書房
発売日
2003-07-01
ISBN
9784480038395
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変態(クィア)入門 (ちくま文庫 ふ 31-1) / 感想・レビュー

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鬼灯の金魚草

物心ついた時から「女の子でしょ」と言われ続けて来て疑問を持たずに結婚して子どもをもうけて、違和感を感じることもなくマジョリティとして生きてきたが、これを読んで普通って何だろう、男と女の二択で本当にいいんだろうかって思った。オネエの世界もだいぶ認知されてきて、それはグラデーションの如く幅が広いと聞く。ならばジェンダーもセクシュアリティもそれぞれでいいのだろうと思うが、そうなると出生率はどうの、倫理がどうのという人たちが必ず出てくる。もっと身近でも公でも議論するべきなのかなぁ。

2016/08/16

aftonpsalm

「カテゴライズというのは、わけのわからない自分を探り出す手掛かりにはなる。だけどそれに規制されちゃいけない」対談の中の、この言葉が印象深かった。自らの性の在り方に対する認識を表す言葉があれば、それは勿論自分を探す上での大切な手掛かりとなり得るが、その言葉に規制されてしまうと、非常に狭いアイデンティティに縛られてしまう危険もある。私にもそんな経験があった。同様に、「クィア」という言葉も便利ではあるが、それぞれの抱えている固有の問題を曖昧にしてしまう危険がある。カテゴライズの重要さを再認識することができた。

2012/12/06

いくすけ

「おぴんぴんは、おぴんぴんやったよ」が衝撃的だった。マン・ヘイティングについて関心を深めた。

2009/06/25

hon

私がアイデンティファイするシス女性のレズビアンも紹介されていた中、一番共感できた人はパートタイムTGの三橋さんだった。セックスにおいて欲情するのはあくまで相手のフィルターを通した自分だという点で、本書で書かれていた「男の人の反応を自分を映す鏡にしている」はもの凄く納得できた。

2023/06/19

さき

20年ぶり?に取出してみた。性的マイノリティと一口に言っても、性対象が同性の人、性自認が戸籍性と異なる人、両方がミックスしてる人、戸籍性と異なる性を装いたい人etc…その内訳はとても多彩。ただ半陰陽というのだけは障碍寄りの印象で気の毒と感じた。なんにせよ身近にない世界、面白く読んだ。

2023/06/04

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