マンガ家誕生。
マンガ家誕生。 / 感想・レビュー
たつや
昭和の漫画ファンにはストレートに伝わるものがあると思います。昭和の貧乏な描写が秀逸なつげ義春、「ジュン」にまつわる手塚治虫との確執は感動しました。どれも面白く良い本でした。8割漫画ですが、、本という印象ですね。
2016/11/30
ぽんくまそ
昭和20年代〜40年代を振り返る漫画家たちの自伝・半自伝漫画集。トキワ荘一派については知っていたが他を知らなかった。例えば永島慎ニが妻と幼子を置いて家出するなどのド底辺ぶりである。手塚治虫の「紙の砦」で戦災に遭う年上っぽい美少女が「二年前 宝塚音楽学校へ入ったんだけどダンスもピアノもお芝居もやれないの」「あたしはオペラ歌手になるわ」と言う。ここは事実ではなく創作である。しかし後に宝塚から阪急の線路で繋がっている千里山から東敦子さんというオペラ歌手が出た。母の同級生だ。その事が何かの救いになって欲しい。
2020/09/12
さらば火野正平・寺
有名漫画家の自伝漫画アンソロジー。手塚治虫やトキワ荘グループ、水木しげるやガログループのものは、どこかで読んだ事があるものだった。だから一番面白かったのは、さいとう・たかをの自伝漫画。あのちょっとグロい劇画絵で綴られる少年時代は実に味がある。ちばてつやのも良かった。
2012/05/29
まこみや
本棚の整理をしてたら、ふと目について再読してしまった。食べられるかどうかもわからず、ただマンガを描きたいという情熱で夢に向かって生きる漫画家たちの姿は、平成の終わる現在でも、忘れてはならないと思う。
2018/12/24
読者Q
戦争と隣り合わせの青春時代、手塚治虫氏。満州を生き延びた、ちばてつや氏。戦争がなかったら、生き延びて活躍した漫画家がもっといたかもしれない。
2015/08/01
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