9巻 忍法聖千姫 山田風太郎忍法帖短編全集 (全12巻) (ちくま文庫)
9巻 忍法聖千姫 山田風太郎忍法帖短編全集 (全12巻) (ちくま文庫) / 感想・レビュー
けやき
本篇は初めてですが作品は全て既読済み。忍法帖短篇集。7篇+ボーナストラック。どれも安心して読める山風クオリティの作品集だった。
2024/04/25
星落秋風五丈原
「あの人物が、実は忍者だった! 」という衝撃の事実を、次々と山風が暴き、明智光秀、石川五右衛門等歴史上の有名人が、我々の前に忍者として登場した。しかし、史上最強の忍者とは、文句なしにこの方だ。徳川家康の孫にして、豊臣秀頼の妻・千姫。千姫は、彼女を崇拝する忍者達に唾、爪、髪を与える事によって、彼等を無敵にするのだ。「敵をすくめずして働かせて勝つ」柳生の活人剣の奥義を、知らずして究めている千姫と、柳生のホープ・童馬の勝負は、初めからついていたのである。
2005/03/13
kazukitti
久し振りの忍法帖。全部読んだことない短編で、相変わらずな、そしてさすがという奇天烈エロw忍法ばっかりで楽しめた。この全集読破の方向で考えよう。
2017/09/11
mak2014
6篇収録されている短編作品のなかでは「忍法幻羅吊り」が遊女の正体が最後まで明かされずおもしろかった。空想エッセイも楽しく読めた。
2012/02/13
川島みち@原稿やれ
エロとグロの織り成す残酷な結末が光る短編集。面白かったのは「忍法ガラシャの棺」。忍者の名前で笑うも、美しい女の中に混ざり合った善と悪が浮かび上がるのがよかった。
2016/02/18
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