解剖学教室へようこそ (ちくまプリマーブックス 73)
解剖学教室へようこそ (ちくまプリマーブックス 73) / 感想・レビュー
しんこい
なぜ解剖をするのか、から話は始りますが、生物や言葉、歴史なども絡めて、なぜ人は学ぶのかにつながります。何故か司馬良太郎を思い出しました。
2012/04/05
いずとも
解剖学とはどんなものなのか、からなぜ解剖学なのかとか解剖の歴史まで学べてしまう。養老孟司さんの淡々とした語り口がお説教くさくなくてよい。そしてこの人は、ことばというものを軸にいろいろなことを捉えているんだなと再確認。ことばがあるから区別が生まれる、とか、アルファベットを使うから物事を最小単位まで細かくしていく、と考えるんだとか。
2022/06/17
らむぴ
めっっっっっちゃくちゃ面白かった。引くほどわかりやすい。わたしたちはことばで世界を切っているのだ。もっと早く出会いたかった。
2018/10/03
てぬてぬ
昭和育ちの医学者の歯切れのいい文体が大好きすぎる。
2017/01/26
ザインヘリット
『14歳からの哲学』を書いたときの池田晶子と語り口調がよく似ている。彼女は哲学の文体をつくろうと意気込んでいたけど、ちょうど10年先に養老孟司がやってのけていたとは! この『解剖学教室』は自分の誕生日の1日後に出版されていて、ちょっぴり感慨深くもある。
2021/09/13
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