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セーフティーネットの政治経済学 (ちくま新書 214)

セーフティーネットの政治経済学 (ちくま新書 214)

セーフティーネットの政治経済学 (ちくま新書 214)

作家
金子勝
出版社
筑摩書房
発売日
1999-09-01
ISBN
9784480058140
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セーフティーネットの政治経済学 (ちくま新書 214) / 感想・レビュー

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KAZOO

よくよく議論を巻き起こす金子先生のセーフティ・ネット(いわゆる安全網)についての提言です。16年前に書かれているのですが、当時書かれていることがいまだ持って実現していないところも多々ある気がします。言っていることは私は非常にまともだと思っているのですが、今の政府の人は金子先生のような方は嫌いな人が多いようです。

2016/05/23

佐島楓

1999年刊行。既存の経済学が通用しない時代になっている、グローバル・スタンダードの名のもとにアメリカ型の政策を日本に組み込むのは不況を悪化させるだけ、など鋭い指摘が多く見られた。「なるだけ平易な言葉で」書いているとあるが最低限の経済学の知識は必要。私もそこでつまずいた。金子先生の切り込んでいくような文章は好きです。

2013/12/30

桜子

金子氏のことは苦手です。ですが、何を主張しているかは知るとの考えがあり目は通します。読み進めると、氏は社会主義の推進なんてしていません。セーフティネット論を展開すると社会主義が伴うという主張は間違いであり、内部核となる部分は矛盾と混乱を生み出している資本主義です。セーフティネット論は資本主義のモデル例の1つとして捉え、福祉社会論と同時並行をしないと失敗は目に見えています。実現するには厳しい経済政策だけれども、小泉政権前の1999年に出版されていた点は意義深く、予言書とも言えるほどでした。

Humbaba

10年前の本。まだ自己責任という言葉が新しかった時代に、その方向に進めていっても上手くいかないということを予言していた。

2010/02/13

Sumiyuki

セーフティーネットの張り直しは、理解できる。けど、増税しないで現在の歳入から、税源の再配分などでセーフティーネットの張り直しだけで終わっていいのか、という疑問は残りました。

2011/05/24

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