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心はあるのか (ちくま新書 391 シリーズ・人間学 1)

心はあるのか (ちくま新書 391 シリーズ・人間学 1)

心はあるのか (ちくま新書 391 シリーズ・人間学 1)

作家
橋爪大三郎
出版社
筑摩書房
発売日
2003-03-01
ISBN
9784480059918
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心はあるのか (ちくま新書 391 シリーズ・人間学 1) / 感想・レビュー

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佐島楓

この本を読んで、ようやくウィトゲンシュタインの「言語ゲーム」の意味がわかった。

2016/05/05

ころこ

タイトルからしてウィトゲンシュタインを連想させます。特徴的なのは、社会学的アプローチによる宗教的観点の導入です。①分析哲学の基礎を論じます。②言葉と身体性の観点から、言語ゲームを社会化して展開します。③形式性を排して、真に教育的な問題を提示します。非常に平易で分量も少なく読み易いですが、読み流すことのできない明快で率直な言明が幾つもあります。ここまでストレートな言葉に対して、多くのひとが気付かないのか。それとも既に気付いて驚きが無いのか。「他人に心が無い」のかも知れないと思ってしまう不思議な感じがします。

2018/12/04

B.J.

●なぜ人を殺してはいけないのか、と尋ねる中学生が現れ、突然そんな根本的なことを聞かれた大人が答えられなくて、教育が悪いとか、戦後の知識人が悪いとか、大騒ぎになりました。すべての社会は他者を殺してはいけないのですが、それは自分と他者を同等に尊重するという原則から出発しているからです。人間は身体をもって生きている。身体があるから行為をし、行為には意味があるから言葉を使うことができる。他者の身体を保全し、行為や言葉を理解しあう。これが社会の根本原則です。・・・本文より

2020/03/21

B.J.

●人間を殺してはいけないのか :殺してはいけないものを、人間というと言ってよい。 ●殺してはいけないのが  他者であり、他者を尊重するのが市民社会。他者を尊重するからこそ、自分も尊重されるのです。 ●すべての社会は他者を殺してはいけないのですが、それは自分と他者を同等に尊重するという原則から出発しているからです。人間は身体をもって生きている。身体があるから行為をし、行為には意味があるから言葉を使うことが出来る。他者の身体を保全し、行為や言葉を理解しあう。これが社会の根本原則。・・・本文より

2020/02/20

袖崎いたる

心の概念の再構築を促す一冊。やっぱり心なんてものはないってわかるが、それでも心なんてものがあるってわかるよ。心不要論を叫ぶ前に読む一冊。

2018/07/19

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