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やぶにらみ科学論 (ちくま新書 440)

やぶにらみ科学論 (ちくま新書 440)

やぶにらみ科学論 (ちくま新書 440)

作家
池田清彦
出版社
筑摩書房
発売日
2003-11-01
ISBN
9784480061409
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やぶにらみ科学論 (ちくま新書 440) / 感想・レビュー

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そうたそ

★★★☆☆ ホンマでっかTVのイメージが強い著者だが、本書は各所に発表されたエッセイを収めたもの。発表されたところはバラバラながら、どれも当たり前だと思っていたことを揺さぶってくれる面白さがある。少し古い本だが、色褪せない面白さあり。

2020/02/06

マッピー

科学論というよりも、「科学に対する人間」論。“人々は科学の成果を利用する権利を有するが、科学がよしとするものに従う義務はない、と私は思う”私が子どもの頃、科学は今よりもいい生活に向かって延びていくレールのようなものだった。今は、科学は万能ではないし、必ずしも人間のためになるものばかりではないこともわかってきた。では、人間は科学とどう向き合えばいいのか。著者はあえて世間を敵に回すような立ち位置で物申しているけれど、言われて見れば納得のいくことばかり。

2018/01/12

遊々亭おさる

2003年初版。テレビ番組『ほんまでっかTV』に出演する知識人のなかで常識人という役割担当の、笑点でいうところの小遊三師匠の立ち位置の人(ちょっと違うか)による科学的視点によるエッセイ集。柔和な笑みを浮かべる好好爺然とした立ち振舞いとは逆にけっこうな毒ある持論で悪良識を斬りつける。10年以上前の出版物だけに、さながら懐かしの平成史といった風情のトピックもちらほらと。一億総健康ブームにおけるファシズム的禁煙論を揶揄する文章は、筒井康隆の小説に相通ずる小気味よさで喫煙者の僕はほくそえむのでございます。

2014/08/30

ぐうたらパンダ

いろいろな雑誌に掲載したものをまとめたエッセイ集。理科離れ、温暖化、健康診断、外来種についてなどあいかわらずの池田節で面白かった。

2012/08/31

茶道具

テレビ出演時の筆者に見られるような軽くくだけた語り口なので、「科学」という言葉で尻込みする必要はない。2002年に雑誌で連載されたものには、狂牛病などやや古い話題が書かれている。当時からどれくらい研究が進んでいるんだろうか。調べてみたら面白いかもしれない。

2013/01/12

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