テレビの罠―コイズミ現象を読みとく (ちくま新書)
テレビの罠―コイズミ現象を読みとく (ちくま新書) / 感想・レビュー
佐島楓
いわゆる「小泉劇場」を材に、視聴者(有権者)側の変化を考察したもの。メディアの戦法にたやすく踊らされるな、ということだろうけれど、小泉政権当時よりテレビを見ない人の数は増えただろう。メディアは細分化され、情報選択も難しい時代になっている。
2015/05/31
Naota_t
#2045/★3.2/主に小泉選挙時のメディアのあり方について問い直す内容。テレビは善意の気持ちで視聴者がより喜ぶような番組を作った結果、小泉自民党だけがアピールされ、大量議席獲得という結果になった。「テレビは、スポンサーのためにでも、権力者のためにでもなく、視聴者のためにある」(p198)。本書は小泉が悪いのか、メディアが悪いのかという議論がメイン。しかし、私は有権者にも責任があると思う。2006年より現代は情報量が増えたため、(ヒトラーの例もあるが)正しい情報を自分で見抜く力(リテラシー)が重要だ。
2023/12/31
cronoq
途中まではデータも示しての論評で読みやすいのだが、ポストモダン社会の話あたりから議論の焦点が定まらず、最終章でも話がまとまっていないように感じた。本書自体が、「ポストモダン」化してしまっているような印象。ただ、コイズミ現象には様々な光の当てかたがあり、どの見かたをしても一面的で薄っぺらな議論になってしまうのも確かなのだろう。掘り下げれば本当にキリが無い。しかも学問分野的に多岐に渡りすぎる。新書で扱うにはボリュームのありすぎるテーマだったのだろうな。
2012/03/16
鍋茶
なんとなくわかりました。
よしだ
コイズミの話ばかりで普遍的ではない内容
2013/10/09
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