フューチャリスト宣言 (ちくま新書 656)
フューチャリスト宣言 (ちくま新書 656) / 感想・レビュー
佐島楓
読了後、私の中にジレンマが生まれた。効率主義としてのネットとは? それだけでもだめな気がするし、でもないとやっぱり不便。良いところと悪いところ含めてネット。受け入れるべきは受け入れていかないと、と思いつつ、基本的にはアナログ人間な自分です。
2013/10/02
Piichan
インターネットやWeb 2.0に夢を託せたころの雰囲気がよく伝わってきました。インターネットの中央集権性があらわになったいま、梅田氏はどう思っているのか知りたいです。
2012/08/12
白義
今のこの時代に、20世紀より21世紀はもっとずっとよくなると真っ向から言える人も少ないだろう。ウェブ社会のインパクトをとことん肯定的、楽観的に捉えて、未来は自分の手で作り出すものというその熱い姿勢に、賛否を超えて惹かれるものがある。梅田望夫の一連のシリーズを読んだなら楽しめるはず
2011/05/14
Shohei Ito
フューチャリストの2人が未来について語る対談形式の一冊。 冒頭の「未来」という言葉の変化が印象的でした。かつては、「未来」と聞くと期待にあふれていたはずが、今ではテクノロジーが発達しても生活はそれほど変わらないという空気が広がり「明日は今日の延長」というようなニュアンスに変化してしまいました。著者の1人である梅田さんが言う「未来に明るさを託す」というのは、このような空気感を変え、次の世代が明るい未来を信じられるようにする行動なのだと思います。それに共感する私もフューチャリストなのかもしれないと感じました。
2022/07/17
ともすけ
梅田望夫さんと茂木健一郎さんの対談とそれぞれの講演を収録。googleは人類史上第4のリンゴとなったのかなど非常に興味深い対談の内容でした。アメリカ、特にシリコンバレーの現状を見る限り日本がアメリカに追いつくことは不可能だと感じました。ネット世界が近い将来もう一つの地球になるというビジョン、ブログやSNSが自分のアイデンティティを示すものになるという考え、まさに同意です。2007年の本ですが、お二人の予測通りの未来になっていると思いました。
2011/12/19
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