こんなに使える経済学: 肥満から出世まで (ちくま新書 701)
こんなに使える経済学: 肥満から出世まで (ちくま新書 701) / 感想・レビュー
ステビア
『エコノミスト』掲載のコラムの単行本化
2021/10/06
犬こ
様々な経済学者が身近な例から国家に至るまで、あらゆる切り口で経済学がマクロ的視点でどう生かされているか述べたもの。不景気になるとお金が無くなったように見える。お金の量は変わらないが、お金が回らなくなっているのが原因で、そこで国が公共事業を増やすのだけれども、果たしてそれは合理的なのか?等々、経済学の考え方は使えるなと感じさせてくれる説得力ある一冊。
2017/09/04
バナナフィッシュ。
オイコノミアの大竹先生。編集しただけで、数本のネタしか執筆してはいないが、ところどころ面白い記事、すぱっと切れる目線の記事が散見される。どのように制度を設計するのがよいか。個々人のやる気とかそういう努力論ではなくて、一つの新たな論理的に証明された解決策を提示してくれるから経済学はおもしろい。一度クルーグマン経済学でも読んで、本格的に学んでみるべきだな。深いところほど面白い。
2016/06/23
dou
退屈で後半は飛ばしてしまった、、。経済学の本は「筆者は誰か?」が重要かもしれない。本書は単元ごとによくわからない筆者がコロコロ変わるので読みづらい。せめて筆者の紹介を1行でもいいから書いてほしかった。内容も雑学に近い。
2019/08/13
slowlifer
経済学の取り扱う範囲は、談合、肥満、教師の質など多方面に渡っていて応用が利く(らしい)。経済学の場合、①因果関係を考える、②インセンティブを無視しないことが重要とのこと。経済学が提示する様々な選択肢の中で、その集団や個人がどれを選択するかは、公平性、効率性をどうとらえるかという価値観や通念による(らしい)。努力や運によって多大な幸運を独占的に得ることこそが公平で世間の道理と考える人にとって、全員に同じチャンスを与えたり、富を分配する公平性は、不公平で理不尽極まりないものになるかも。(いい例えが浮かばない)
2016/07/10
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