医療格差の時代 (ちくま新書 731)
医療格差の時代 (ちくま新書 731) / 感想・レビュー
佐島楓
膨らむ医療費、それを抑制したがる政府、現場の医師の勤務実態・・・。国民皆保険制度は、どうなっていくのだろうか。難しい問題だ。医学教育に絡めて「医師としての志を貫くには、アメリカに行くしかない」とまで著者に言われてしまうのも、一抹の寂しさを感じる。
2012/11/15
みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます
「神様のカルテ」を読み、医療の抱える問題点をざっと押さえておきたいなと思い手に取る。著者の提案が理解できないところもあったが、医療がどんどん患者のためにならない方向へ行っていることや、「神様のカルテ」で描かれたような患者を救うことを生きがいにして自らの環境の劣悪さに声を上げない医者によってなんとか医療が支えられている実態は伝わり、医療が経済効率だけで成り立たない世界だと痛感させられる。しかし、その献身も臨界点に達しているだけに、患者となる自分たちがもっと関心をもたねばと思わされた。
2011/01/04
64
非常に読みやすく、分かりやすかった
2017/06/18
あこ
医療が抱える問題が書かれている。医療費を下げることばかり考える政府、そのために患者にならないための医療になっている? 医療に携わる人間の立場からの見方。求めるだけでなく、現状を知るべきと感じた一冊。
2012/04/19
オランジーナ@
医療の現実がわかった。
2015/01/06
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