代表的日本人 (ちくま新書 733)
代表的日本人 (ちくま新書 733) / 感想・レビュー
mitei
柔道をやっていた関係で特に嘉納治五郎の章が気に入ってる。一つの競技を作り発展させていった最大の日本人と言えば後にも先にも嘉納治五郎くらいじゃないかな?で幻の初代東京オリンピック招致まで漕ぎ着けたすごい人物だなと改めて思った。
2016/04/03
きいち
代表的といいながら、何とも素晴らしい偏り方(笑)。明治から昭和にかけて、後進の「個」を強く育てようとしてきた人々。◇最近、日本の綴り方教育ってキャリア教育の元祖みたいと思って、その創始者の芦田恵之助のことをずっと調べていた。この本の5人目で紹介される岡田虎二郎と芦田の関わりを書いた論文を、国会図書館のデータベースで見つけ、読んだばかりだった。著者名もメモっていたけれど、その「齋藤孝」が、この齋藤先生の若き日の姿だったということがこの本で判明。地元の図書館でたまたま手に取ったのに。偶然って必然なんだろうな。
2014/04/19
ふろんた2.0
決して有名ではないが、世界に臆せず活動した人の話。序文で10代でも読めるようにですます調にしたとあるが、硬い文章のほうがよかったなあ。与謝野晶子/嘉納治五郎/佐藤紅緑/斉藤秀三郎・秀雄/岡田虎二郎
2014/05/27
よしひろ
小沢征爾や井上雄彦といった世界で活躍する各分野のプロフェッショナルもこの地日本で、師匠による薫陶を受けてきた。そして、その師は当人ほど知名度はなくても、当人にとってはこの上ない師匠である。与謝野晶子や嘉納治五郎、斎藤秀雄といった巨匠たちからの系譜を感じた。
2016/03/26
TakaUP48
どこかで聞いたことのあるタイトル。「日本を教育した人々」の続編。千年振りに現れた才女・与謝野晶子、柔術をまとめて柔道にした嘉納治五郎、少年たちの心に正義の芽を植えた佐藤紅緑、全精力を学問と教育に注いだ世界に誇る英語学習の先駆者・斉藤秀三郎、その子・斉藤秀雄は音楽の世界で世界屈指の演奏家や指揮者を育てた師、身体技法を通して精神の不安を回復させるという方法を老若男女主義主張を問わず広めていったという岡田虎二郎。それぞれの人の「教育をする世界」の大きさ・深さに感動。日本人は素晴らしきかな!
2019/04/19
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