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ヤクザに弁当売ったら犯罪か? (ちくま新書 961)

ヤクザに弁当売ったら犯罪か? (ちくま新書 961)

ヤクザに弁当売ったら犯罪か? (ちくま新書 961)

作家
宮崎学
出版社
筑摩書房
発売日
2012-05-01
ISBN
9784480066657
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ジャンル

ヤクザに弁当売ったら犯罪か? (ちくま新書 961) / 感想・レビュー

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めぐみ

暴排条例について、やや勢いがつきすぎているところもあるように感じるが、傾聴に値する批判的な考察。市民生活の不当な制約に繋がる可能性を示唆。

2016/02/24

ひこまる

ヤクザが必要悪というのもどうかと思うが、確かに最近の世の中は黒か白かをはっきりさせたがり過ぎて何だか窮屈だということはいつも感じている。特に最近、東映などのヤクザ映画がTV放映されなくなったり、島田紳助(個人的には嫌いだが)が引退に追い込まれたりなど、過剰な自主規制により現代の文化が昔と違って委縮し画一化している源流は行き過ぎた暴力団排除運動にも一因があるのではないかと感じさせられた。戦前の治安維持法改悪や1950年代米の反共マッカーシズムの例も挙げており、全面的に同意はしかねるが深く考えさせられた一冊。

2012/12/08

sasha

何事もやり過ぎはよくない。暴力団排除条例は警察権力が一般市民を脅して暴力団を追いこもうという意図で実施されたのか。著者も書いているが、こんな条例がまかり通ると権力ってのはつけ上がるから徐々に監視の網は一般市民間にでも及ぶだろう。ゆくゆくは治安維持法の復活か?

2012/11/22

mochizo

この本読んで最大の違和感を感じるのが、暴力団に対する「暴排法」と左翼に対する「治安維持法」を同列に語っている点です。そもそも、左翼は権力者には邪魔だけど、一般市民には害はありません。でも、やくざ、暴力団は全く逆です。一般人には迷惑以外の存在以外の何者でもないし、権力者は時として利用するという集団ですよね。それを治安維持法の様な法律でヤクザを排除するのはいかがな物か...「当たり前じゃん」ヤクザ一般市民にとって邪魔な存在以外の何者でもないでしょ。で、この本は警察がヤクザののもつ調整能力を取って代わろうといて

2014/08/17

goto akito

侠気とか義理人情とかを前面に出して美化し、ヤクザの社会的に問題になっている側面をなおざりにしているのでは、と読んでて疑問に思いました。 しかし、どんな世にもアウトローはいるわけで、こういった人たちを排除していく社会になりつつあるという警鐘はちゃんと聞き入れた方が良いと思いました。 異質な者を排除する社会よりも、色んな社会的地位を持つ人がごちゃまぜに暮らしつつ、互いのライフスタイルには敬意を払う社会になったらいいと思いました。

2013/03/07

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