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政治の哲学 (ちくま新書)

政治の哲学 (ちくま新書)

政治の哲学 (ちくま新書)

作家
橋爪大三郎
出版社
筑摩書房
発売日
2018-09-06
ISBN
9784480071705
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政治の哲学 (ちくま新書) / 感想・レビュー

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ころこ

中国が覇権を握って現在のアメリカのポジションになったときに、他国は中国の価値観に付き従うのか。誰かがこの思考実験に対して答えたのは、中国の価値観に皆が従わないので、覇権は維持できないというものでした。アメリカは軍事力で覇権を握ったともいえますが、多くの国がアメリカの自由の価値観を指示しているから覇権を維持しているともいえます。4章でアメリカの銃規制について論じてます。アメリカでは、合衆国憲法修正第2条が銃規制合法化の障害となっています。と同時に、過去に挑戦を受け続けた独裁者から自由の価値観を守ってきたのは

2018/12/02

sasara

社会学者橋爪大三郎さん政治は大事と。リバタリアン批判し社会民主主義の実現。安全保障政策は日米安保を堅持。高校まで無償化賛成も大学はレベル低下危惧し自由化希望。医療も年金も破綻を防ぐ為に増税やむなし。残念ながらこのような素晴らしい政策を公約の政党はないようなので自らお作りになるか顧問に就任して実現されてはいかがと。

2021/08/26

hk

今回の本読みでは、「受益者負担」と「納税者負担」という対立軸を得られたのが大きな収穫だ。乱暴を承知で峻別するならば、受益者負担とは市場の原理に委ねて経済格差を黙認すること、納税者負担とは政府が介入して富を均すこと。この受益者負担と納税者負担の綱引きが政治の大きなイシューだ。例えば昨今盛んに喧伝されている大学授業料の無償化とは、税金で全学生の面倒をみることなので納税者負担の政策となる。ここには機会の平等を担保するという眼目があるが、同時に「無料ならば行かなければ損」という不適切進学者を増やす苗床ともなる。

2019/09/16

Hiroshi

日本の政治は停滞している。有権者が政治についてしっかりとした哲学をもってないからだ。学校で教えてくれないし、丁度良い本も無い。だったら私が書こう。社会学者である著者が書いた政治の本。政治とは、人々を拘束するような事柄を決めること。近代社会では、法律を作って社会の骨格を決める。民主主義では、一般の人々が政治に参加する。選挙で国会議員を選び、議会に代表を送り、議会が予算や法律を決める。だが国民の関心が低いと民主主義が上手く機能しない。そのため国民が政治を理解し、その原理やメカニズムを熟知していないといけない。

2022/03/25

ネムル

中高生の時分に読まれたい。

2019/07/23

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