精神科医が教える聴く技術 (ちくま新書)
精神科医が教える聴く技術 (ちくま新書) / 感想・レビュー
zag2
読友さんのレビューに触発されて読んでみました。そういうことか!と大変勉強になりました。実際に活かせればと思っています。精神科のお医者さんって、結局は短時間の診察で薬を処方するのが主流と思い込んでいましたが、カウンセリングの立場からクライエントに向き合っている方がいらっしゃるんだと、そういう意味でも心に響きました。お名前から、ついつい悲の器や邪宗門を思い出してしまいましたが、当然ながら全くの別人。高橋先生、何冊か上梓されているようなので、読み進めていきたいと思います。
2022/02/20
もちもちかめ
どちらかというとプロのカウンセラー向けの教科書。日常会話で使うものではなさそう。最後に急いで、聴く技術を自己に向けて使ってみよう、と提案があるけれどもかなり付け足し感。表面は何とでもなり、底に流れる感情を読む。感情は論理的であるから、解決方法は予測できる。感情は論理的である、この断言が良かった。トリックスターが、良きものとして扱われているところも嬉しかった。
2023/03/13
ほし
まず前提として、カウンセラーでない読者にとって、この本に書かれているような態度で人に接するのが正しいという訳ではないし、そうする義務もない、ということは留意しながら読んだほうがいいと思います。そのうえで、人に話を聴いてもらうことで、思い悩む人の心がどのように移り変わっていくのかが、豊富な具体例と共に紹介されており、興味深い内容でした。最終章にて、人の話を聴く技術は、そのまま自分の心を聴くことにも繋がると語られていますが、ここが一番大事なことのように思います。自分の心の声に耳をすますことを意識したいです。
2020/02/06
Moeko Matsuda
大変勉強になりました。私は愚痴を聞くのが人より苦手で(そのくせ自分では言うのだからタチが悪いのですが)なんでただ「聴く」ということがこんなにしんどいのかずっと疑問でしたが、この本を読んでスッキリしました。基本的な事項から専門的な内容まで網羅されています。普段の生活や仕事にも活かせる内容だと思います。何度も読み返して、しっかり知識として自分の中に落とし込みたいと思います。
2022/10/02
あゆみらい
まずは、何も言わず傾聴。それがなかなかむずかしい。質問してもだめ。アドバイスしてはだめ。自分で話し続けることで、結論を導きださせる。それでないと、解決しない。 為になりました。でも、口をはさんでしまう。
2022/05/25
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