大相撲40年史 ――私のテレビ桟敷 (ちくま新書)
大相撲40年史 ――私のテレビ桟敷 (ちくま新書) / 感想・レビュー
fwhd8325
私もBSで13時からの放送を楽しみにしている相撲好きですが、著者は筋金入りです。素晴らしい1冊だと思いました。新書で発行されているのがもったいないくらい情報だと思います。
2022/07/10
kokada_jnet
40年間の相撲マニア体験を描いた、究極の「私的相撲史」。指摘している方がいるように、間違いはそれなりにあるでしょうが。親方株の問題や、理事選挙、八百長問題、廃業した人などにふれているのも、他の相撲史の本ではありえないこと。プロ野球が嫌いで世間話のネタのためもあり相撲趣味を始めた、最年長力士を間違えて報じた新聞社にクレームの電話を入れた、「著者が好意をもったある方」とは相撲ファン・歌舞伎ファンどうしということで気があった、というのが猫猫節。東日本震災の時、東京から逃げようとしたというお話は、初めて読む気が。
2022/06/11
さらば火野正平・寺
私はスポーツ全般に疎いので、この手の本はあまり読まないのだが、著者が小谷野敦なので読んでみた。八百長や近年の暴力事件などのスキャンダルも網羅しているので面白い。小谷野さんの人生も伴走した書き方である。著者による力士の似顔絵が上手で、『大河ドラマ入門』(光文社新書)の、あの下手な似顔絵との違いに驚いた。相撲ファンには楽しい1冊の筈。
2021/04/04
きみたけ
著者は、大阪大学助教授や東大非常勤講師などを経験、作家で文筆家の小谷野敦氏。1980年からの40年間の角界を著者の大相撲の知見を盛り込んで解説した一冊。毎場所の優勝力士から、横綱・大関昇進、引退後の年寄名跡はもちろん、角界で問題となった八百長疑惑や無気力相撲、暴行事件・お家騒動まで、40年分の出来事を淡々と記載。あわせて時の政治情勢や著者自身の状況!?も載せてます。若貴ブームの頃までよく観てましたが、朝青龍や白鵬が連勝しだした頃から相撲を観る機会が減りましたね。今後も「ガチンコ相撲」であって欲しいです。
2022/02/15
Carlos
大相撲の過去40年の移ろいの確認ができた。モンゴル勢がいなかったら今頃どんな勢力図だっただろう。ちょこちょこ自分でもわかる間違いあり。
2023/06/13
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