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親は選べないが人生は選べる (ちくま新書 1699)

親は選べないが人生は選べる (ちくま新書 1699)

親は選べないが人生は選べる (ちくま新書 1699)

作家
高橋和巳
出版社
筑摩書房
発売日
2022-12-08
ISBN
9784480075253
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親は選べないが人生は選べる (ちくま新書 1699) / 感想・レビュー

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けぴ

第六章の三つの心を使いこなすと大人は自由になる、が特に良かった。①親や目上の人に甘えて頼りにできる心、②友達や仲間と一緒に対等に認め合える心、③親や上の立場になって子や年下の人を保護する心。この三つが揃うと心が安定する。順序が大切で、①が十分育たないと②が不完全になり、②が弱いと③が上手く出来ず保護するのではなく従わせるだけになる。鬱病についての記載も分かりやすい。過剰労働→心身の疲弊→仕事の効率の低下→仕事をこなせない自分を責める→落ち込む→鬱病。全体的に平易な言葉で明確な記述で好感を持てる良書。

2023/06/11

shincha

図書館本です。心理学者の目から人の成長の過程、心の葛藤の原因などを素人にわかりやすく解説している。図書館本ですが、購入します。今月1歳になる子供を育て、奮闘している娘にプレゼントします。人間は人とのつながりを求めて生きている事が、よくわかる本書。俯瞰的な目で自分の悩みを見る事で、悩みそのものが消えて無くなるわけではないが、自分の器が大きくなる事で、相対的に悩みが小さくなる。とてもタメになる良書だと思います。

2023/12/07

ひめぴょん

心理学は「心の法則」を見つけ出す学問であり、見つけ出した法則について語る本。愛着を基盤にした「原家族」の中で、「甘える」「対等」という反抗期を経て、「保護する」という心を含めた3つの心のバランスがとれると、安定する。規範との葛藤という問題の克服。自分の人生は自分自身の責任であるという事実を受け入れる(エリクソン)。どんな人生になるか。それを作っていくのは自分自身の心なのだと言う。結局「つながり」が幸せをもたらすし、その喪失となる「死」を人は恐れる。なかなか示唆に富んだ本だと感じました。以下は文中引用とミニ

2023/08/10

スリカータ

いいタイトル。三つ子の魂百までとはよく言ったものだ。この本流に解釈すると、数えの3歳は2歳。2歳までに愛着が形成されないと、その後の人生は不安と緊張に苛まれる、いわゆる愛着障害。人口の約5%がそうらしい。この手の本を読むと自分の幼少時代が蘇るのだが、自分で作る家族は親を反面教師にできる。

2023/03/19

もちもちかめ

かなり役に立つ、素晴らしい本。救われるひと続出だと思った。ただ、私はこの著者の一番有名な傑作「消えたい」を、一番しんどい地獄にいたときに読んでいるのですが、全く琴線に触れることなく、何じゃこら、私には関係のないメンヘラの話と切って捨てていて、こういうのは本当に読むタイミング。今なら分かる。

2023/03/17

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