カルロス・カスタネダ (ちくま学芸文庫 シ 14-1)
カルロス・カスタネダ (ちくま学芸文庫 シ 14-1) / 感想・レビュー
kokada_jnet
2002年文庫オリジナル。オウムであれだけ懲りたはずなのに。カスタネダの神秘主義を安易に認めるような、こんな本を出しているとはね。
2013/05/29
dexter4620
カルロス・カスタネダの著書の要約本といった趣き。カスタネダは多くても数冊しか読んでいないため、正しい内容かは理解できない一方、彼の生い立ちやドンファンとの関係性は詳しく書かれている。カスタネダに興味がある人はその著書を読むべきで、本書は副読本とするのがベストか。
2024/02/29
kungyangyi
カスタネダの膨大な著作を概観できる。もちろん、それは島田氏の見方に沿った、概観になるけど。 島田氏の見方は、イニシエーションだ。呪術師に弟子入りしたカスタネダが、試練を経て、呪術師になってゆくというものだ。 もちろん、その他に、ドン・ファンの教えの顕教的・密教的な側面についての議論などもあるが、中心的な議論ではない。 話は逸れるが、本の最初に、島田氏の知的な履歴のようなものが書かれている。現在、膨大な著作を生産している同氏の個人的な背景を読んだことがなかったので、新鮮だった。
2020/05/05
ビーフハート
超久々に再読。シリーズの読んだところまでの再確認ができるし、読んでない分に関しては、そういう内容なんだ、と確認できるし、そういう意味では便利。ただ今回の再読で思ったのは、書かれている内容を羅列している箇所が多くて、もうちょっと著者なりの解釈、解説、考察が多くてもよかったかな、と。登場人物の実在性にもそれほど言及しているわけもないし、文化人類学の見地からの考証もあるわけじゃないし。という意味ではやはり中途半端かな。
2017/09/30
tkm66
(回想)まあ「小説みたいな」と考えればトンデモでも良いか、と思った。
2003/07/23
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