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明治の迷宮都市 増補: 東京・大阪の遊楽空間 (ちくま学芸文庫 ハ 29-1)

明治の迷宮都市 増補: 東京・大阪の遊楽空間 (ちくま学芸文庫 ハ 29-1)

明治の迷宮都市 増補: 東京・大阪の遊楽空間 (ちくま学芸文庫 ハ 29-1)

作家
橋爪紳也
出版社
筑摩書房
発売日
2008-03-10
ISBN
9784480091383
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明治の迷宮都市 増補: 東京・大阪の遊楽空間 (ちくま学芸文庫 ハ 29-1) / 感想・レビュー

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高槻

近代の都市において人々を仮初の非日常や都市の外の広い世界に触れさせた見世物小屋や高楼建築、メーズ、パノラマ館、博覧会会場について、それらがどのように創造され発展し民衆に親しまれるようになったか、またそれらが都市に住む人間と都市空間そのものの在り様に対してどのような影響を与えたかが述べられている 特に明治時代最大規模の国家イベントであった大阪で開催された第五回内国勧業博覧会に関する記述にとても興味を惹かれた

2013/06/21

自由浮遊社

面白かったけど、この手の本は感想が書きづらい。大阪出身で大阪で活動しているひとなので、大阪方面についてもしっかり書かれている。また、東京と大阪を比較するような箇所もあり、大阪というか関西圏在住の身としては興味深かった。

2021/03/28

子音はC 母音はA

明治期の大阪・東京の街が近代都市へ変化していく過程を見世物小屋、百貨店、パノラマ館、高塔、博覧会の起源・成立を詳らかにしながら描いていく。この手の本は東京を扱うのが多いが大阪の街への記述が手厚いのは貴重。また補講も住宅展示場等、面白い素材を取り上げる。

2013/10/10

いちはじめ

建築関係といっても、あまり陽の当たらない見せ物小屋などにスポットを当てているのが嬉しい

2008/05/27

ほたぴょん

都市とその都市が表象する文化とを関連づけて論じるタイプの都市論で、前田愛先生の『都市空間の中の文学』などの延長線上にあるものだと思う。こうした都市論は東京を論じたものが多いが、本書はかなりの文量を大阪について割いていて、なかなか興味深い。千日前が元々は墓地や焼き場、刑場だったとは知らなかった。お化け屋敷や博覧会のパビリオンなど、一般には都市の一部とは見なされないような仮設のものから、むしろ都市の本質に迫ろうという企みは大胆ではあるが面白い視点だと思う。

2012/10/30

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