KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

数の現象学 (ちくま学芸文庫 モ 6-4 Math&Science)

数の現象学 (ちくま学芸文庫 モ 6-4 Math&Science)

数の現象学 (ちくま学芸文庫 モ 6-4 Math&Science)

作家
森毅
出版社
筑摩書房
発売日
2009-01-07
ISBN
9784480091963
amazonで購入する

数の現象学 (ちくま学芸文庫 モ 6-4 Math&Science) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ミエル

数学が苦手すぎた私には、数字や記号をほとんど使わずに、「数学」を語っている本作、非常に哲学的で読み進めやすかった。もし、その昔、こういった文学的表現で事項を教えてもらえていれば、数学愛に目覚めたかもしれないのに…と。

2015/01/19

猫丸

ヒトの数覚獲得史として示唆に富むエッセイを再読。初等教育における数概念の提示法にはいろいろな方針がありうる。いちばんの躓きの石は除算であり、個人的には小学校から除法を追放すべきとまで思っている。とことんまで割り切るには分数の概念で足りるし、余りを出す除法は初等数論の導入時で構わない。「速度×時間=距離」が最も自然であり、「距離÷時間=速度」は「単位量」の概念で代替可能、「距離÷速度=時間」に至っては概念として完全に不要であり、代数的操作の一例としての意味しか持たないと思うがどうか。

2022/10/21

Mits

演算の裏にはいろんなイメージがあるもんだと改めて気づいた。例えば、「引く」という演算には、「除去」という側面と「差の計測」とがあるといわれると、なるほどと。子供に算数を教えようという人には、役に立つかもしれない。

2009/03/14

感想・レビューをもっと見る