図説 宮澤賢治 (ちくま学芸文庫 ミ 18-1)
図説 宮澤賢治 (ちくま学芸文庫 ミ 18-1) / 感想・レビュー
takao
ふむ
2021/07/17
鈴木貴博
宮沢賢治記念館で購入。生涯に関する解説は簡潔だが、各段階における賢治の写真や原稿の写真、その他興味深い資料が多い。あと、研究者のテーマを絞った論攷がいくつか。作品の整理、作品史の研究の苦労と喜びを垣間見る。
2018/07/16
マウンテンゴリラ
宮沢賢治の思想や生き方に関しては、どちらかと言えば柔和で穏やかであると印象が強かったが、本書を通して、激しさや苦悩といった面、作品形成に関しても、野心的な構想があったことなどが窺えた。これらのことは、掲載されている資料、特に草稿における筆跡の乱れや推敲の激しさからも感じれた。私自身の先の印象は、賢治作品について、これまで童話中心に接してきたせいもあるのだろうが、そこにおいても、神秘性や言い様のない切なさ、時には残酷さが感じられるのも、自分自身および人間の闇の深さを探求し、苦悩したゆえであったかもしれない。
2014/08/07
chiko
今まで多量の賢治にまつわる本を読んできたけど、その中で見た事ない図や写真数点あり。でも文庫本なのにちょっと高すぎ。(笑)
2011/06/05
たけぽん
自筆の、校正だらけの原稿や水彩画(カラー口絵で掲載)が良いと思います。やはりお値段が気になる所。
2011/10/13
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