高等学校の確率・統計 (ちくま学芸文庫 ノ 4-3 Math&Science)
高等学校の確率・統計 (ちくま学芸文庫 ノ 4-3 Math&Science) / 感想・レビュー
kinkswho
「両工場の秘密資料を入手して,月給の平均を計算」(p14)といったように冒頭から教科書らしからぬストーリーを 展開して興味を持たせる所が革新的。当時この内容で教科書検定に通ったのは意外である。 それ以外にもトランプ・サイコロなどゲーム感覚で楽しめる事例を盛り込んだり、 数学者の人間臭いエピソードを章末にコラムとして掲載して生徒の興味を引き出す教材作りに腐心した様子が伺える。 後半に教員向けの指導資料も掲載されていて、学校の先生が教える際の素材も垣間見えて興味深い。
2020/05/31
T2C_
良質な教科書+問題集な印象。基礎の基礎がしっかり理解出来るように一つの章に例題が沢山。代表値や分散に始まり確率と条件確率、順列や組み合わせ、二項分布正規分布、そして検定と推定。もう半分でその指導方法について記述されていた。最初本の末に答えが無かったので例題は手を動かさず飛ばしてしまったが、真ん中の辺りにちゃんと、それも凄く丁寧な解説付きで載っていたので解いて行こうと思う。指導資料の方は読んでいない。
2015/04/03
しのはら(か)
教科書+指導資料で1984年発行されたものを再編集。高校では統計をスルーしていたので重宝。★★★
2012/04/14
toiwata
ななめにしか読めていないものの、持っている本の管理上、一旦読んだ本に登録。問題を解かけない(解けない)とわかったとはいえないのは当然の話なので再読確定だが、数学ではないところで、いろいろ突き刺さる。たとえば次の箇所。"君たちはやがてりっぱな大人になる. これは必然的な事柄である. そして就職したり, 結婚したりするだろう. (p.044)"
2014/12/29
hippos
直前に読んだ「数学ガール」(乱択アルゴリズム)と重なる部分があって良かった。わかりやすさは「数学ガール」だけどこちらも硬派でなかなか良い。解説のボリュームが半端じゃない。もちろん、一度では理解できなかった部分もあるのでこれも二読三読するつもり。
2011/09/13
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