太郎写真曼陀羅 (ちくま学芸文庫 オ 18-7 岡本太郎の宇宙 別巻)
太郎写真曼陀羅 (ちくま学芸文庫 オ 18-7 岡本太郎の宇宙 別巻) / 感想・レビュー
roughfractus02
意識は「もの」に分けて記憶し、無意識は分けられにくい「こと」を記憶する。「ものごと」を撮る写真は、被写体(もの)を見るか、出来事(こと)を見るかによって解釈も変わる。が、シャッター切る側が「こと」を撮ろうとする写真では、見る者は動きや表情、熱気、匂い、味も感じ取れる場合がある。先史の記憶を読み取るために祭りや儀式を撮影してきた著者のカメラは、街の風景でも被写体(看板、女性、子供、フレームに偶然写り込む人)と共にその場の雰囲気に包まれる撮影者の身体感覚もフィルムに定着させたようである(写真320点所収)。
2023/04/13
ダージリン
以前、岡本太郎が撮った祭りの写真が素晴らしかった記憶があり手にしてみた。どこか生々しさを感じさせる迫力ある写真が多い。沖縄と東北の写真が特に素晴らしかった。
2017/05/24
リズール
11月23日に行われた第25回リーダーズ・ネストで紹介されました。
2012/11/23
Arata Fujimura
メルカリで買った『太郎写真曼荼羅』届いたのでザザッと見てみた。パラパラ見るだけでも楽しい。
2021/08/25
J. Tamura
全集にゆかりのある旅行写真が収録されている。ちゃっかり美人の写真も撮っているところから人間味を感じる。
2020/10/14
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