古典との対話 (ちくま学芸文庫 ク 22-1)
古典との対話 (ちくま学芸文庫 ク 22-1) / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
外山滋比古先生のような短文が連なり、簡にして要を得た文体に好意をもった。デカルトが抱いた学校教育への懐疑(021頁)。知識の整理には役立つも、新しい知識を得るには大学以上の進学が必要。18歳までこんな整理、暗記、想起をしていてもこの難しい時代は乗り切れないし、人口減少では益々、競争に勝てないだろう。人民は君主の外見しか見ないので、善良そうに見せかける(075頁)。イメージ戦略だろうが、実力がないとメッキは剥がれる。本書は本サイトの字数が伸びたような書評のようでもある。1990年の底本がある。
2013/04/05
Hiroki Nishizumi
学生向けの案内であるが参考になった。これを取っ掛りにエピクロス、方丈記、荘子などから読み始めたい。
2014/12/03
感想・レビューをもっと見る