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ちくま文学の森 9

ちくま文学の森 9

ちくま文学の森 9

作家
安野光雅
出版社
筑摩書房
発売日
1989-03-01
ISBN
9784480101099
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ちくま文学の森 9 / 感想・レビュー

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ケイ

テーマ「怠けもの」で、世界各地の有名作家の手による短編を集めたアンソロジー。モーパッサン『ジュール叔父』からは、『脂肪の塊』を読んだ時に感じた集団の放つ蔑視とそれに心を痛める第三者の視点(ここでは甥から)を感じ、モーパッサンの大作をあらためてその視点で読み直したいと思わされた。「警官と讃美歌」(Oヘンリー)改心の機会を奪われたか。「スカブラの話」(上野英信)京大を中退した作者の探鉱労働者の問題に向き合い方、スカブラが唯一本気を出した救出劇。「不精の代参」(米朝)やはり聴かせる。上方弁がようおうとる。

2023/09/22

KAZOO

この巻に収められている短編は既読のものがいくつかありましたが、かなり楽しいものが多かったように感じました。オー・ヘンリーの「警官と讃美歌」、アーヴィングの「リップ・ヴァン・ウィンクル」、山本周五郎の「よじょう」などはかなりなつかしく読ませてもらいました。桂米朝の演じた「不精の代参」はやはりうまいと思います。印象に残ったのは上野英信の「スカブラの話」です。いまとなっては昔話となってしまった炭鉱労働者の話です。

2023/08/18

メタボン

☆☆★ このアンソロジー集の中では、つまらないものが多かった方だと思う。その中でも良かったもの。捕まりたくて悪事を重ねるも捕まらなかったものが改心したとたん捕まることになる「警官と讃美歌(Oヘンリー)」、癖が面白い「ビドウェル氏の私生活(サーバー)」、炭鉱の様子が知れる「スカブラの話(上野英信)」、既読の「幇間(谷崎潤一郎)」、宮本武蔵をめぐる仇討譚「よじょう(山本周五郎)」、文章の綾が見事な「老妓抄(岡本かの子)」、ユーモアがにじみでる「屋根裏の法学士(宇野浩二)」。

2017/04/24

訪問者

モーパッサン「ジュール叔父」、山本周五郎「よじょう」、岡本かの子「老妓抄」が傑作。

2023/06/15

多読多量連投が日課だった

リップ・ヴァン・ウィンクルが載ってたので

2020/04/22

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