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新・ちくま文学の森 8

新・ちくま文学の森 8

新・ちくま文学の森 8

作家
鶴見俊輔
出版社
筑摩書房
発売日
1995-04-01
ISBN
9784480101280
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新・ちくま文学の森 8 / 感想・レビュー

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KAZOO

からだに関する様々な物語が収められています。よくまあこのような観点から集めたものだと感心しました。芥川の「酒虫」はほかの作家あるいは昔話なのかもしれませんが読んだことがあります。ポーやカフカの作品も読んだことがありました。イタロ・カルヴィーノの作品が結構面白い気がしました。ある女性のセパレートの海水着の下の部分を海でなくしてしまってそれからの話です。よくまあこんなはなしをうまく続けられると思いました。

2018/08/14

メタボン

☆☆☆★ 強情を張って刺青をして命を落とす若者「刺青の話・岡本綺堂」、背中にキリストの刺青を彫る「パーカーの背中・オコナー」、眠りたいために赤子を殺す子守「ねむい・チェーホフ」、酒虫を取りだしたがゆえに健康を害したのかいや劉そのものが酒虫だったのか「酒虫・芥川龍之介」、死ぬ瞬間に催眠術をかけると「ヴァルドマル氏の病症の真相・ポー」、性のことがらを独特の名文で口ごちる「啐啄・幸田文」、即身成仏の執心「二世の縁 拾遺・円地文子」、女体に対する異常な執心「青塚氏の話・谷崎潤一郎」。円地文子が一番良かった。

2018/01/30

仮ッ子

けっこう気味の悪い話が多かった。好きなのは、海水浴してる女性が、海中でビキニの下のほうを無くして、羞恥に苛まれる話。ばかだー、と思うけど面白かった。

2012/07/19

ぴのたきのこ

幸田文さんの「そったく」が印象に残ったというか、さっぱりと読ませてしまう筆力がやっぱりすごいなあ。

2016/06/08

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