明治の文学 第5巻 二葉亭四迷
明治の文学 第5巻 二葉亭四迷 / 感想・レビュー
かふ
先日亡くなった坪内祐三が編集した「明治の文学(全25巻)」の第一回配本で『樋口一葉』と共に買ってあったが本棚の飾りになっていた。解説を高橋源一郎で『日本文学盛衰史』も同じ頃に書かれたのではないだろうか(連載がその時期だった)。言文一致で日本近代文学の祖とされる人である。『浮雲』はロシア文学のゴーゴリの系譜となる饒舌体(正確にはイワン・ゴンチャロフ『オブローモフ』の余計者の系譜)で書かれている。それは漱石『三四郎』へ受け継がれたのではないのか?
2020/05/10
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