ちくま日本文学全集 13 佐藤春夫
ちくま日本文学全集 13 佐藤春夫 / 感想・レビュー
優希
どんなジャンルの作品を書くことができる作家なのだと思いました。ただ、幸か不幸か、わかりにくかったです。
2022/04/04
Quijimna
『美しき町』 水晶のようなこの短編小説は、天文学的な資産を背景に「誰も作ったことのない美しい町を作りたい」という自称資産家の青年と、それを具現化するために心血を注ぐ老建築家の話。 クライアントの意向を気にすることなく、予算に縛られることなく、ただひたすらに美しく人間らしい都市と住宅を追求するというパラダイスのようなストーリーは、しかし意外な結末で幕を降ろす。 多少とも建築にかかわる者として、この書にはいくつもの印象的な言葉がある。(コメントに続く)
2013/11/26
ミッツデラックス
『李太白』『美しき町』『別れざる妻に与うる書』が良かった。『田園の憂鬱』は読んでみたい。
2021/12/01
れどれ
田園の憂鬱を読んで以来美文家の印象が強すぎるほど植え付けられていたのが、この作品集のおかげでくつがえった。ゆるみ、隙間、あそびといった部分に高等な余裕さが見受けられ、こちらも雑感混じえながら読み進められる感じ。個人的におきんさんの話が面白すぎてびっくり。たしかに何度でも聞きたくなる。
2016/11/06
ジジ
SFだよ! 好きなのは青渓小姑のお話。漢詩の邦訳がいい。別れざる妻に与うる書は、何言ってんだこいつ、って感じw うつくしい文章を堪能しました。
2013/03/09
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