ちくま日本文学全集 17 泉鏡花
ちくま日本文学全集 17 泉鏡花 / 感想・レビュー
遠野
鮮やかに浮かび上がる色と香り。いつの間にか境界に立ち、取り込まれ、包み込まれていくような、流麗な文章。話し言葉のリズムの良さで、口に出せばまた心地良い。イメージしやすく、脳内で舞台が展開された。幻想色の強い作品が好みなので、鏡花はもう少し読んでみたいところ。
2011/09/24
きおり
時間をかけて読んでしまったのでちょっと記憶が曖昧に…「歌行燈」はちゃんと読みこみたいですね。初めて読んだものだと「山吹」と「天守物語」が好きでした。「婦系図」をちゃんと読みたいのと、やっぱりまた全部しっかり読み返します。
2011/05/09
なおこっか
『歌行燈』に「ぞっとするような、恍惚するような、」との一節がでてくるが、鏡花の小説は正にそれ。姫路の旅のお供に『天守物語』。(富姫の住まいは現在改修中)
2011/09/20
朝霧玲一
作品によって、だいぶ雰囲気が違いますね。
2011/01/17
はるか
解説で触れられていた、映画からの影響は詳しく知りたいかも。「天守物語」といい「歌行燈」といい、話の展開に思ったよりもエンタテインメント性があって、楽しんで読んだ。
2013/09/16
感想・レビューをもっと見る