この荒々しい魔術 (世界ロマン文庫)
この荒々しい魔術 (世界ロマン文庫) / 感想・レビュー
takeakisky
タイトルどおりテンペストからのふんだんな引用。120頁くらいは我慢の読書。後半、やっとストーリーが動き出してからは、フィナーレまであっという間。テンペストと島の伝承を組み合わせつつ、ギリシャとアルバニアの地理的近さを利用した密輸を挟みつつ、冒険とロマンスを書く。なかなか面白いが、なかなかしか面白くない。この叢書の最初の箸休めかな。
2022/12/30
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