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なぜ親はうるさいのか ――子と親は分かりあえる? (ちくまQブックス)

なぜ親はうるさいのか ――子と親は分かりあえる? (ちくまQブックス)

なぜ親はうるさいのか ――子と親は分かりあえる? (ちくまQブックス)

作家
田房永子
出版社
筑摩書房
発売日
2021-12-22
ISBN
9784480251312
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なぜ親はうるさいのか ――子と親は分かりあえる? (ちくまQブックス) / 感想・レビュー

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アキ

親ってマジうるさいもの。子供の頃そう思っていた著者は、29歳の時親と一切連絡を取らなくなった。ひとりで冷静に振り返るとお母さんに味方になって欲しかったんだとわかった。そこで自分で自分の気持ちを聞くようになった。そして私は親になる。衝動の塊のような子供を前にして、社会の決まり事としてのA面と、人間の本能的な部分をB面として整理して分けてみた。子どもは誰しもB面しか持っていない。親は世間の声を伝える役目でうるさく言う。子供を持って、対等な立場で親と再び会うようになった。自分のB面を意識することの大事さを知る。

2022/01/29

れっつ

こんなテーマの本は初めて!なんと斬新な切り口!思春期の子どもたちの多くが感じているだろう"親うるさい問題"を、漫画家でエッセイストの作者が、自身の体験談を基に全編漫画で考察。起きている事柄と、親と子両方の気持ちの動きがよくわかり、スモールステップで子どもの気持ちに寄り添うような描かれ方で、とても読みやすかった。作者の提案や結論にも共感。かつて子どもだった人たちも、こんな本がそばにあったなら…と思うに違いない。同時に親になった人は身につまされるかも…(笑)。子どもも、かつて子どもだった人も一読の価値あり!

2022/06/14

たまきら

この人の独特の表現が好きです。独特なのにすごくわかりやすい。「A面とB面」のカテゴライズは壮観!母親にされたこと、とその時の自分の感情を整理。問題点の気づきは胸が痛かったけれど、学んだことを自分の子育てと比較する部分はさすがだと思いました。問題点を見返し、負の連鎖を止める。わたしも気づきと反省の日々を送っています。

2023/09/29

まる子

親のうるささには色々あった(笑)「早くしなさい」「ねちねち」「爆音」「アドバイス」「けなし」系。さらに返しも。それらは生きている年数や経験値の違いもあり、社会的ルールを教えている。なら子どもはどうすりゃいいんだ⁉️たしかに一人暮らしをして、自分が大人(親)になってわかる事もある。親だけではなく他のに人間関係で言えるのは「自分の気持ちはどうなのか」。なるほどね。ちくまQブックスさんやっぱりいいな。この本は全編マンガでした。母親がうるさい→嫌い。父親が優しい→好き。父さん、いいとこどり。

2023/07/07

なま

★3.8 親子関係がうまくいかない著者。同じような体験談や親子問題の本を読み「子どもは親から自分の気持ちに耳を傾けて貰えないこと、関心を持って貰えないことに非常に傷つく。」という一文に気づくき親がうるさい原因を漫画でわかりやすく分析。世の中を社会理念や規制やルールに関するA面と、自然の摂理環境や生理現象のB面に分けて考えるとA面を教えていく親の役目とうるさくなる状態も理解ができる。理想が有るから、それから外れるとうるさくなるんだろうな。親子関係だけではなく、職場や交友関係にも対処法が使えそう。

2023/01/09

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