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整体的生活術 (ちくま文庫)

整体的生活術 (ちくま文庫)

整体的生活術 (ちくま文庫)

作家
三枝 誠
甲野善紀
出版社
筑摩書房
発売日
2005-08-10
ISBN
9784480420879
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整体的生活術 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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ほじゅどー

★★★ただの「いい人」と呼ぶしか仕方がないような薄っぺらな善人だけにはなるな。自分の中に悪の部分があるということを意識してないと、かえって無自覚に残酷なことをしてしまう。悪を包括していない善人というのは脆いし迷惑な奴。一人の人間にも色々な状態がある。ネガティヴ・ローテンションが一番辛い状態。ポジティブ・ローテンションはただの善人。目指すは自分の好きなことを嬉々として楽しそうにやるポジティブ・ハイテンションの状態。気が強くアクも強く、他人に誤解されることもあるが、皆から好かれる下心は捨てる。嫌われてもよい。

2017/03/07

そのとき

なるほどなぁ。感心すること、共感することが多かった。人としていい状態になるには良くない状態を経由する。「気持ち良くない人」は、「気持ち良い人」になる過程にあるのだ、と思ったらいいね。自分自身に対してもそういう風に許せたらいい。育った「家」が現在にもたらす影響も面白い。いい本だと思う、毎日生まれ変わろう。

2021/04/03

ヒダン

心や脳ではなく身体こそが重要だと考える著者が整体の思想を含め、思うところを書き出したもの。整体術中心のハウツーな感じかと思ってたが、生活全般について幅広く書いてあり意外だった。論理や科学を超越する意見を述べているので、ビンと来るか来ないかでしかその意見に判断を下せない。自分の場合は合わないところももちろんあったが、自分の考えと通じるところもあり、腹式呼吸、足の親指、足湯、などやってみようかと思えることも見つかってよかった。また『恐怖の"ビビリ峠"を越える』という言葉使いが面白い表現で気に入った。

2014/07/08

そのとき

年末に図書館の最終便に間に合わず、年越しに本がない!状態に。仕方なしに引っ張り出してきた所蔵本がこの一冊。それが今この時にドンピシャな内容で、なんかいろいろ腑に落ちた。タイトルだけ見てポチ買いしたけど、これは良書。

2022/01/06

ニャン

自分とは肉体とその内側だけではなく、関わる人や存在する場所も含めて自分だというような考え方がなかなかおもしろい。『誰にでも必ず、その人が伸びる方向と道がある。才能があるかないかと論じる前に、どういう方面だと自分が伸びるかということを知ることが大切』『勾配と逆の方向に一生懸命に水を流そうとするのではなくて、自然に水が流れる方向を知る。そういう人生の歩み方の純な方向性を知るということが、つまり、外経絡を知るということ』

2013/08/11

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