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不屈のために 階層・監視社会をめぐるキーワード (ちくま文庫)

不屈のために 階層・監視社会をめぐるキーワード (ちくま文庫)

不屈のために 階層・監視社会をめぐるキーワード (ちくま文庫)

作家
斎藤貴男
出版社
筑摩書房
発売日
2005-06-08
ISBN
9784480420930
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不屈のために 階層・監視社会をめぐるキーワード (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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Takao

20005年6月10日発行(初版)。単行本『日本人を騙す39の言葉』(2003年8月10日、青春出版社)に加筆、未収録原稿を収録したもの。この著者のものは何冊か読んだことがある(『安心のファシズム』『平和と平等をあきらめない』など)。本書は、雑誌・新聞などに発表された短編記事の謂わば寄せ集めだが、それが収束されることによって、繰り返し呼びかけられる警句となって迫ってくる。15年を経ても決して古くなっていないものがそこにある。「解説」が鈴木邦男というのも面白い。城山三郎・森永卓郎との対談も面白かった。

2021/08/28

Ikuto Nagura

ゲンダイや解放新聞などに載った時評が中心。短めなものが多い分、より端的に斎藤の危機意識が伝わってくる。「日本政府が強いこと、イコール日本で生きる人間の幸福ではないのだ。自分自身の弱さに対する劣等感、強さへの憧れを、国家などに託す愚はそろそろやめたらどうか。いよいよという時に、国家が一般の国民を残らず守れるはずもないし、基本的にそのつもりもない。国ごときに何事かを期待するだけで、そもそも個としての敗北だろう。国など弱くてよい。大切なのは人間一人ひとりなのだ」10年前に書かれた内容は、全て今に当てはまる警告。

2015/10/19

とこまた

つい近視眼的な、一面的になりがちな私の視点を矯正してもらった。

2005/08/07

yamikin

私が監視社会に関心を持ったきっかけ

2007/05/17

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